毒親専門対策アドバイザーの佐々岡慎太郎 ささしんです。
今日は、「毒親と対決してはいけない理由」というテーマでお話をします。
皆さんは、毒親問題を解決しようと色々な本を読んだりカウンセラーに相談してきたと思います。
皆さんが読んだ本には「毒親とは徹底して対決しろ」と書かれていませんでしたか?
これは「毒親」という言葉が日本に広まるきっかけとなったスーザンフォワードの著書である「毒になる親」にも書かれていますし、家族問題を扱うカウンセラーの中に対決を勧める人は多くいます。
皆さんの中にもそれにならって毒親と対決した人がいるかもしれません。
しかし私はあまりお勧めしません。やるやらないは本人の自由ですが、今まで私が見てきた中では、かえって問題をこじらせてしまうことが多いからなんです。
なぜ、毒親と対決してはいけないのか、文章で読みたい人はそのままスクロールを、動画で見たい人はYouTubeでどうぞ
この記事で、なぜ対決するのがよくないのかわかります。
なぜ毒親と対決してはいけないのか
あなたは毒親に対して「あのときあんなことをいわれてつらかった」「あんなことをされて死にたいほどいやだった」「だから土下座して俺に謝れ」と言ってやりたいと思っているでしょう。
その気持ちはとてもよくわかります。私自身も同じように過去思っていました。
しかし毒親と対決しても一時的には気持ちがスッキリするかもしれませんが、決して根本的な問題解決にはならなりません。
毒親問題というのは、謝ってもらったからそれで解決するというような単純なものではないんです。
なぜかというと毒親問題というのは、あなたが背負わされた心の負債の問題だからなんです。ちょっと抽象的な言い方になってしまったんで具体的に説明しますね。
普通子どもは特定の養育者、つまりお母さんであったり、お父さんであったりによって日常繰り返し行われる世話によって、気持ちの面で互いに結ばれ信頼関係が出来上がるわけです。愛着の問題です。
例えば赤ちゃんが「お腹が空いた」「オムツが濡れて気持ち悪い」などと訴えて泣けば親などが世話をしてくれますよね。
ここで赤ちゃんは親に守ってもらえている、愛されているという安心感があって健康にすくすくと育っていくわけなんです。
しかし、これは育児放棄の例を考えればよくわかりますが、毒親に育てられた子どもにはそういうものがないわけです。
赤ちゃんのとき得られるはずのものであった自分は守られているという安心感がないまま大人になってしまったわけです。
いってみれば心にぽっかりと大きな穴が開いた状態なわけです。
また毒親に育てられた子どもは自分の居場所がなかったわけです。毒親の家庭というのは、いわゆる「機能不全家族」の一形態なんですが、こういう家庭の子どもは当然自分の居場所というものがありません。
大人であれば自分の意思で家を出ていくことも可能でしょう。しかし、子どもはそうはいきません。
自分の居場所がないということはそれはまさに生死にかかわる問題なわけです。
そのため、子どもはなんとか自分の居場所を確保しようといつも親などの顔色をうかがい機嫌を損ねないようビクビクしながら生きているわけです。
子どもはこのとき恐怖心や不安感を感じているわけですが、その感情を押し殺しているわけです。泣きたくても泣けないし、叫びたくても叫べません。
毒親に育てられた子どもはこういう感情が処理されないまま、心の中に残ったまま大人になっているわけです。
これが「心の負債」なんです。
毒親問題というのはこの心の負債を解消することで初めて解決するんです。
しかし、親に土下座させて謝らせたところで、子どものときに欲しかった愛情や安心感は得られませんし、恐怖心や不安感がなくなるわけではないんです。
だから残念ですけど、毒親と対決して謝らせても、あなたの人生がそれによって劇的に変わるということはありません。
この心の負債は解消しないんです。
仮に毒親と対決すると、逆襲に遭う危険性があるんです。何も変わらなかったというだけならまだいいんですけども、かえって状況が悪くなることも往々にしてあるんです。
考えてみて頂きたいんですが、毒親というのは、あなたとの間に支配関係を築き上げて自由自在にコントロールしてきた人です。
あなたの事を知り尽くしている最強の敵と言ってよいでしょう。
実際私の下に相談に訪れた方の中には、毒親に対して謝罪を求めたところ、激しくののしらてられたり、言い訳を繰り返したり、狼狽して泣き出したり、場合によっては暴力をふるうこともあるわけです。
中には謝まる親もいます。しかし、それば一時的なものなんですね。少し時間がたつと何事もなかったように以前と同じような振舞いをするわけです。
そうすると、あなたは非常に混乱することになります。その結果今まで以上にあなたは毒親に精神を害されることになります。
逆に恐怖や悲しみの感情が大きくなってしまい、かえってダメージが大きくなります。
だから毒親と対決することはオススメできなんです。
溜まった感情の吐き出しをする
じゃあどうすればいいのかということになるんですけど、毒親問題というのは、本当にその人その人で事情が違いますから、一概にこうだということはできません。
ただ、絶対に必要なのは、過去に味わった恐怖感や怒りなどの感情をちゃんと外に吐き出すことなんです。
先ほど言った感情が未処理であるというのは、過去に感じた恐怖心や怒りを親が怖くて言えなかったこと、飲み込んでいたことをいうわけです。
だから今からでもいいからちゃんと感情を外に吐き出してやればいいんです。
そしてそれは何も親に向かってやる必要はないんです。別に親に向かって感情を吐き出さなくても、ちゃんと手順を踏んでやれば自然と怒りや恐怖は消えていきます。
オススメなのは、同じようにつらい経験をした人なんかに聴いてもらうのがいいと思います。そこで感情を共有するわけです。
自助グループや団体に参加するのもいいでしょう。あと紙にひたすら書き出すという方法もあります。
それからもう一つ大事なのは、過去のつらかった自分に対して自分で声をかけてやるということです。
これはインナーチャイルドの問題でもあるんですが、大人になってもフラッシュバックのように過去の恐怖心が突然よみがえってくることがあるんです。
そのときは「あのときは本当につらかったよね」「思い切り泣きたかったのに泣けなかったよね、いつも感情を押し殺していたよね」というふうに自分で自分を慰めてやるということも必要になります。
まとめ
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はい如何だったでしょうか。今日は「毒親問題を解決するときにしてはいけないこと」についてお話をしてきました。
まとめますと、毒親とは対立してはいけない、そして過去の感情を吐き出してやる、過去のつらい経験がよみがえったら自分で自分をなぐさめてやるということです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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