毒親対策専門アドバイザーの佐々岡慎太郎 ささしんです。
今日は、「あなたが親から自立できないのは共依存だから」というテーマでお話をします。
親から離れたいのに、申し訳ない気持ちがあって抵抗感を感じる。
自立したいと思うのに、ついつい喜んでもらいたいと思い自分から親に近いづいてしまう。
そんな悩みあなたは抱えていませんか?
それって、もしかすると共依存かもしれませんよ。
離れたくても離れられない、そういう歪んだ親子関係をズルズルと続けていると時間だけが過ぎていき、あなたはどんどん歳をとっていきます。
「私の人生は一体何だったんだろう」「私は親のために人生をささげたんだろうか」と後で後悔する人は本当に多いんです。
あなたもそんな風になりたいですか?絶対に嫌ですよね。
続きを文章で読みたい人は、そのまま下にスクロールしてください。動画で見たい人はYouTubeでどうぞ。
前半では、あなたが親から離れられない理由の「共依存」とは何か、そして後半では共依存から脱却する方法について解説します。
親から離れたいのに罪悪感を感じてしまい、それができずにいる人にとっては、「そういうことだったのか!」と思わず膝を叩いてしまう内容ですのでぜひ最後まで見てください。
あなたは、そろそろ自分の好きなように生きていいんじゃないでしょうか?
共依存とは何か
まず、最初に共依存がどのようなものかについて説明します。
依存というと、アルコール依存、薬物依存などを思い浮かべる人が多いと思いますが、共依存は、男女・親子・友達関係などで互いに依存関係になる状態をいいます。
そして、親子関係における依存関係を特に「共依存親子」と呼ぶことがあります。
この共依存親子は、母と息子、母と娘のように、母親との間にが多いのが特徴です。
親子関係が正常なら、子どもは成長するにしたがって、自立していきます。
しかし、共依存親子の場合、親が子どもに過干渉なことが多く、自立を邪魔する存在になります。
その結果いつまでも子どもは自立できません。
共依存親子の特徴
では、共依存親子の主な特徴を5つ見ていきましょう。
- 子どもが実家から出ていかない
- 子どもが経済的に自立していない
- お互いに依存している自覚がない
1つ目は、子どもがいくつになっても実家から出ていかないことです。
共依存親子は、お互いを必要としているので、どちらかがいないと生活自体がなりたちません。
母親は息子や娘に対して、「自分がいなければこの子は何もできない」と考えているので、「自分がこの子の面倒をみなければならない」と思い込んでいるのです。
こういう状態が長期間続いた結果、子どもも「自分1人では何もできない」と思い込むようになり、実家を出ようという発想すら持てなくなります。
2つ目ですが、共依存親子の場合、子どもが大人になっても小遣いを与えたり物を買い与えている場合があります。
先ほど、お話ししたように子どもが実家を出ていない場合が多いので、仕事や結婚をせず、経済面で母親に頼りきっているケースが多くあるからです。
親が収入がある間は何とかなりますが、亡くなったらどうなるでしょうか?
自分で収入を得る術をしらないのですから、路頭に迷うことになるのは確実です。
3つ目はお互いに依存している自覚がないということです。
自覚がないからこそ、依存状態に何も疑問を持たずに過ごし、そして加速してしまい延々と続くのです
逆に言えば、自覚さえできれば共依存状態から抜け出すことができる可能性は大きいといえます。
共依存になってしまう原因
次に親子が共依存関係になってしまう原因を3つ説明します。
- 親が過干渉である
- 子どもに対する執着心が強い
- 子どもの存在が自分の存在価値そのもの
1つ目は、親が子どもに対して過干渉であるということです。
ここで注意が必要なのは、過干渉と過保護とは全く違うものだということです。
過干渉は子どもの主体性を認めず、自由自在にコントロールすることを意味し虐待の一種です。
一方過保護は、逆に子どもの意思が尊重されすぎてしまい、本来子ども自身が責任を負うべきものまで、親がその肩代わりすることをいいます。
母親が過干渉であれば子どもは自分で物事の是非を判断する力や、思考能力が発達しませんから、当然母親なしでは生きられない人間になってしまいます。
2つ目は、子どもに対する執着心が強いということです。
これは、先ほどいった過干渉とも共通するのですが、共依存の母親にとって自分の子どもは所有物と同じなのです。
その所有物を手放すまいと強く子どもに執着します。
本来なら、子どもを自立させるのが親の役目ですが、執着しているためにそういう認識はありません。
3つ目は、子どもの存在が自分の存在価値そのものであるということです。
人間は家庭内以外にも仕事、地域、趣味などのコミュニティに自分の存在場所があるのが普通です。
しかし、共依存関係の母親は、母親としての自分しか存在意義を見いだせない場合が多くあります。
そうすると子どもを手放すことは、自分の存在意義を失うことになってしまい、子どもに強く依存するのです。
母親自身は、子どもに愛情を注いでいると思い、自分を肯定的に見ているため共依存状態にあることに気づくことができません。
そして子どももそれにどっぷり浸かってしまいます。
共依存関係が子どもに与える影響
では共依存関係にあると、子どもにどのような影響があるのでしょうか?
3つ代表的な例を見たいと思います。
- 自己犠牲を払うのがクセになる
- 自己主張が苦手になる
- 親子のどちらかが亡くなると生きていく希望をなくす
1つ目は、自己犠牲を払うのがクセになるということです。
共依存状態にある子どもは、母親の言いなりになったり、喜ぶことばかりを考えるようなります。
その結果自己犠牲を払うことが当たり前になります。
そういうクセは母親との関係でなく、友人や職場の人間関係においても変わらないため、都合よく使われるだけの人間になることが多く見られます。
2つ目は自己主張が苦手になるということです。
共依存状態にある母親は、子どもに対して支配的な場合が多く、子どもの意思を無視する人が多いです。
そうすると子どもは、常に母親の顔色を伺いながら母親の望む行動を取る思考が身に付いてしまいます。
その結果自己主張のできない人間になってしまいます。
社会に出ても常にビクビクしていて、他人からは主体性がなく自信のない人間として評価されてしまいます。
そして、3つ目は親子のどちらかが亡くなると、生きていく希望をなくすことになるということです。
これまでお話してきたことからわかると思いますが、共依存状態の親子は精神的・物質的に深く依存しあっています。
自立とはほど遠いことがわかります。そういう関係で、どちらかが亡くなれば、もう生きていく気力すらそがれることになります。
人はいつか必ず死ぬわけで、それがきっかけで自分の人生も同時に終わってしまうような状態はやはり避けなければなりません。
私個人としては、これが共依存関係にある親子の一番深刻な問題だと思っています。
共依存からの脱却方法
ではここからは、共依存からの脱却方法について説明したいと思います。
共依存の脱却は大きく分けて3つのステップを踏むことになります。
- 共依存状態にあることを認識する
- 相手を変えるのではなく自分自身が変わる
- 物理的に離れる
順番に説明します。
第1ステップは、共依存にあることを認識することです。先ほど話したように、共依存状態にある当事者はその自覚がありません。
そのためまずそのことに気がつかないことには何も始まりません。
「私は共依存状態にあるかも」と思ったらぜひ冷静に親子間の関係を考えて下さい。
具体的に言うと、
- 自分の気持ちを犠牲にして親に合わせている
- いつも親の世話をしている
- 親の気持ちを先読みしたり、親の希望を察知し先回りして行動することがある
といった状態がないか確認してください。
第2ステップでは、共依存状態を解決するためには、相手を変えるのではなく自分自身が変わる必要があることを理解します。
これは毒親問題全般に言えることですが、子どもは親を変えることで毒親問題を解決しようと考えがちです。
しかし、その考え方こそが相手に依存している何よりの証拠です。
残念ながら親が変わることはまずありませんから、ここは視点を変えて自分自身が変わる必要があるのです。
第3ステップでは、物理的に離れることです。
先ほど、毒親問題を解決するためには、自分自身が変わらなければならないと言いましたが、これを具体的な形で実現するのが親と物理的に離れることです。
そして物理的に離れることで、初めて精神的にも離れることが可能になります。
1人で共依存から脱却するのは難しい
共依存はあなた1人だけで成立するわけではありません。心に問題を抱えている親の存在があって初めて成立します。
そうすると、やっぱり1人で親から離れるのは難しいでしょう。
あなたが離れようとすれば、母親はあの手この手を使ってそれを阻止するでしょう。
そうするとここはもう同じような思いを持っている人、何とか共依存から抜け出そうと頑張っている人たちのグループに飛び込むのが一番だと思うんです。
毒親問題を口では解決したいといいながら行動に移さずにいる人って本当に多いんです。
人間というのは、現状を打破しようとしても、なかなかそこから抜け出すのって難しい生き物なんです。
でも同じ思いや志をもった仲間がいたらどうでしょうか?
その人たちと一緒になんとしても現状を打破しようと頑張れるはずなんです。
だからまずはそういう仲間を見つけてください。今はネット社会ですから、検索すればいくらでもそういうものは出てきます。
その中で「これは」と思えるものがあったら、まず問い合わせて見てください。
とにかく行動しないことには何も変わりません。
まとめ
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はい、いかがでしたか?
今日は、「あなたが親から自立できないのは共依存だから」というテーマでお話をしてきました。
まとめますと
共依存とは親子が互いに必要以上に依存しあっている状態をいう。
共依存状態の親子の特徴は
- 子どもが実家から出ていかない
- 子どもが経済的に自立していない
- お互いに依存している自覚がない
共依存状態になる原因は
- 親が過干渉である
- 子どもに対する執着心が強い
- 子どもの存在価値が自分の存在価値そのものである
共依存状態の子どもに対する影響は
- 自己犠牲を払うのがクセになる
- 自己主張が苦手である
- 親子のどちらかが亡くなると、自分の人生も終わってしまう
共依存状態から脱却するには
- 共依存状態にあることを自覚すること
- 相手を変えるのではなく自分が変わること
- 親から物理的に離れること
そしてそれを達成するには同じような問題を抱えている人たちが集まるグループに参加するのがよい。
ということでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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